
スペイシーの事業は、会議室の効率的な活用に貢献している【拡大】
--ウーバーもエアー・ビーアンドビーも日本では苦戦を強いられています。シェアリング・エコノミーに対する態度は変わってきていると実感しますか
「多くの人がまだ態度を決めかねていると思います。ビルのオーナーの多くは、アイデア自体には興味を持っています。若い人はチャンスの到来に期待を抱いていますが、企業内でより決定権のある上の世代にその興奮はなかなか伝わりにくいものです。会議室のシェアに関しては、規制は問題にならないので考え方の問題だと思います」
◆15年後には米上回る
--どんなことを心配しているのでしょう
「部屋を借りた人が室内をめちゃめちゃにしたらどうしよう? 他のテナントはどう思うだろうか? テナントや管理会社との契約にシェアリングは違反しないだろうか? といったことです。難しい問題がありますが、私個人は、15年後には米国よりも日本の方が、シェアリング・エコノミーが大規模になっているかもしれないと思っています」
--理由は
「シェアリングに最適な環境が整っていると思うからです。人口密度が高く、ユーザーを見つけるのは簡単です。マンションは狭く、購入よりも賃貸を選びたい人も多いです。もう一つは、一般的な信用の高さです。人々は他の人に何かを貸したときに、その人が借りた物を大事に使ってくれるだろうと信用しています。コンセプトを理解して安心してもらうことができれば、シェアリング・エコノミーが拡大する素地があります」