
ギネスワールドレコーズジャパン関西地域リサーチ&ディベロップメントのディレクター、ヴィハーグ・クルシュレーシュタ氏(左)がシャープ健康・環境システム事業本部副事業本部長の中島光雄氏にギネス認定証を授与した=23日、東京都港区(万福博之撮影)【拡大】
シャープは23日、最新年間(2015年)に最も売れた空気清浄機のブランドとして、ギネス世界記録に認定された。英調査会社によると、シャープの27年の空気清浄機の世界販売台数は推定での204万6300台。これまで空気清浄機の世界販売統計はなかったが、ギネス認定がシャープの世界首位の裏付けになる格好だ。
販売をけん引したのは、独自の空気浄化技術「プラズマクラスター」だ。同技術は放出するイオンが空気中の菌に付着し、除菌や消臭などの効果があるとされ、アジアを中心とした海外でとくに販売が伸びている。
東南アジア向けには煙害対応、中国ではホルムアルデヒドなど新築住宅の室内空気対応など、地域のニーズに応じた商品を投入しており、海外販売比率は2016年度に09年度比約5倍の27%に拡大した。
プラズマクラスターを搭載する商品は空気清浄機以外でも拡大しており、エアコンや冷蔵庫など15品目の世界累計販売台数は2月末に7千万台を突破したという。