
退任会見するローソンの玉塚元一会長(左)。右は、竹増貞信・代表取締役社長=東京都港区(伴龍二撮影)【拡大】
玉塚氏は人当たりの柔らかさなどが三菱商事内でも評価されている。一方で「もっと日販(1店1日あたりの売上高)を上げてほしい」(幹部)など経営手腕への不満も少なくない。29年2月期のローソンの日販は、前期比横ばいの54万円にとどまり、65万7千円のセブン-イレブンとの差は開いた。
竹増社長は三菱商事との連携強化について「一緒に品質の高い原材料を調達し、商品開発につなげる」と強調する。商品力向上などで、34年2月期に日販を60万円に引き上げる計画だ。スリーエフが首都圏に展開する281店舗を共同店舗に転換するなど、規模の拡大も図る。
ただ、セブン-イレブンは複数の商社を競わせ、調達や商品開発力を高めてきた。スーパーや金融機関など三菱グループの経営資源をいかに取り込むかが、ローソンの成長を左右する。