
トルクシリーズは40~70代の男性から支持を得ている【拡大】
京セラは2003年から、北米市場で法人向けに工事現場などで使える高耐久性フィーチャーフォンを展開してきた。13年にトルクブランドを立ち上げ、日本国内でも14年から個人向けスマホ「G01」、海水にも強い後継機種「G02」を順次発売。登山や川釣りなど屋外レジャーに出かける際に使いやすいと高い評価を得ている。
トルクの開発には京セラ横浜事業所(横浜市都筑区)の200人規模のスタッフが携わっている。X01の誕生の背景には、トルク愛用者との熱のこもった意見交換があったという。
「手袋を装着していても、番号などのキーを押して操作できるフィーチャーフォンタイプがほしいという声が寄せられました。たしかに、キーを押すと安心感があるし、折りたたんでディスプレーを保護できるという利点もある」
通信第1事業部第1技術部プロジェクト1課の大内康史さんはそう振り返る。
光の反射抑え見やすく
X01は、頑丈さだけが取り柄の“武骨者”では決してなく、利用者にも優しい。