高音質の劇場といつでもどこでものネットで映画を同時公開 アニメーション映画「BLAME!」が変える映像ビジネス (3/4ページ)

ポリゴン・ピクチュアズ取締役の守屋秀樹さん(左)とNetflixのジュリアン・ライハンさん
ポリゴン・ピクチュアズ取締役の守屋秀樹さん(左)とNetflixのジュリアン・ライハンさん【拡大】

  • 劇場アニメーション映画「BLAME!」場面 (C)弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作局
  • ドルビーアトモスの音響とULTIRAの巨大なスクリーンは劇場でしか体験できない

 近年は、ボリウッドと呼ばれるインドのコメディ映画でも、ドルビーアトモスのような音響で映画が作られているが、日本は音響への意識が希薄だという。「BLAME!」を始めとした“アニメーションの音響革命”を積み重ねていくことで、映像だけでなく音響でも世界で勝負できる作品が生まれてくる可能性が開けてくる。

 「BLAME!」では一方で、映像配信のNetflixでも公開と同時にオンラインストリーミング配信がスタート。映画館で稼ぎ、それからブルーレイなどのパッケージ販売、そしてテレビ放送といった段階を踏んで展開されることが多かった映画が、劇場とネットで同時展開されることは珍しい。これには、「BLAME!」の製作にあたってNetflixが関わっていることが背景にある。

 「Netflixのサポートがなければ作れなかった映画です」と話すのは、ポリゴン・ピクチュアズ取締役の守屋秀樹氏。「ポリゴン・ピクチュアズで作った『シドニアの騎士』を展開する時、当時は世界50カ国くらいでやっていて、アメリカでも頭角を現していたNetflixにダメ元で行ったら、ポリゴンなら良いと買ってくれました」。続く「亜人」でも組んだNetflixに「BLAME!」の話を持っていったところ、「二つ返事でOKを頂けました」。

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。