
香りとコクが楽しめる夏にぴったりの無糖コーヒー【拡大】
こだわりは「自分たちが欲しいと思うかどうか」。生産者や栽培方法を把握するため産地に足しげく通い、2008年からは加工品の仕入れも見直し、取引先にも出向いている。
「どこで作られ、何が入っているか。自分で選び、分かっているものしか取り扱わない」
副社長の鈴木太郎氏(47)はこう断言する。
太郎氏は、父の誉志男氏に促されて向かった海外でコーヒーの「目利き」としての基盤を築いた。コーヒーを数多く飲み、品評会の審査員を務め、優勝した農園を見て回る。「自分なりに『うまいもの』の答えを持っている。原料供給に関しては、日本一のクオリティーといっても問題がないくらいだ」というほどの自信を持つ。
独自の商品開発にも積極的だ。過去には、江戸幕府最後の将軍、徳川慶喜が飲んだとされるコーヒーを再現した「徳川将軍珈琲(コーヒー)」を生み出した。昨年は茨城大学と組み、明治時代の思想家、岡倉天心が滞在した米ボストンで当時流行していた浅煎りのコーヒーを再現した「五浦(いづら)コヒー」を開発した。
県産の果物を使ったシェイクの販売、最高級のパナマ産コーヒー豆「ゲイシャ」の仕入れにも力を注ぐ。太郎氏は「パナマ・ゲイシャを自分よりも集められる人は日本にいないと思っている」と胸を張る。