
飛び出してきた人を検知し自動ブレーキをかけるマツダのシステム【拡大】
■自動運転見据え機能強化
高齢者の事故が社会問題となる中、自動車各社が安全機能の強化を急いでいる。政府も安全運転サポート車の普及に乗り出しており、2020年頃をめどに開発競争が進む自動運転車の基幹技術となる。「セーフティードライブ」の実現に向けた官民の取り組みや課題を検証する。
新型共通の必須項目
トヨタ自動車が6月26日に東京都内で開いた高級車ブランド「レクサス」の新車発表会。約11年ぶりの全面改良となる最上級セダン「LS」の特徴として掲げたのは、高級車ならではの高い走行性能でも、運転席の静粛性でもなかった。
「目指したのは世界で最も安全な車だ」
伊勢清貴専務役員はこう強調する。トヨタがフラッグシップと位置づける新型LSは、歩行者やガードレールとの衝突回避機能に加え、カーブで速度が出すぎた際に自動で減速したり、高速道路での車線変更を支援したりする機能を搭載した。
運転者が急な病気などで一定時間操作しない状態が続いた場合は自動停止し、インターネットを通じて救命要請も行う。トヨタはこうした最新の安全機能の一部を、来年から他の車種にも順次搭載する方針だ。