
チェックインするときスマイルコールを使い笑顔で対応するスタッフ(左)=東京・新宿のプレミア新宿駅前店【拡大】
プレミア新宿駅前店の庄司勇介支配人は「通じて当たり前の言葉の問題が解決できた。外国人もスタッフもストレス軽減につながり、フロントが渋滞することもなくなった」と喜ぶ。秋葉原電気街店では「中国語でイレギュラーなサービスを求められたときにも臨機応変に対応できた」と評価。24時間つながるのも宿泊施設には魅力的だ。
訪日客の売り上げが半分近くを占めるメガネチェーン「パリミキ・メガネの三城」でも遠隔通訳サービスが大きな戦力となっている。
購買促進にも一役
チェーンを展開する三城(東京都港区)によると、「サングラスを買い求める中国人が多いので、通訳を介して店員は中国語を覚えていく」(営業企画担当の布袋田(ほていだ)和貴氏)というほど遠隔通訳サービスの利用頻度は高い。サングラスやメガネの注文時のほか、度数やデザインの調整も円滑に行える。詳細で突っ込んだ商品説明もできるので購買促進にも役だっているという。
三城はスマイルコールの他、免税店向けにはポリグロットリンク(東京都豊島区)の「テレビde通訳」を導入している。同社は遠隔通訳サービスの草分けで、現在はベトナム語やネパール語など同業他社より圧倒的に多い12カ国語に対応する。