NTTドコモが、QRコードの読み取りで買い物代金を決済するサービスを来年3月末までにローソンなどで始めることが13日、分かった。利用者は、店頭でスマホのアプリに表示したQRコードを読み取ってもらうことなどで代金支払いが完了する。代金は毎月の携帯電話料金と一緒に支払う。国内のQR決済は、中国より普及が遅れているが、携帯電話最大手のドコモの参入で普及に弾みがつきそうだ。
アプリ入れるだけ
QR決済は、政府が成長戦略で掲げる非現金(キャッシュレス)決済の“起爆剤”として期待され、楽天や無料通信アプリのLINE(ライン)などIT大手が普及に乗り出している。
QRコードの読み取りはスマホや従来のバーコードリーダーでできるため、電子マネー決済用の読み取り機に比べれば導入コストが格段に安い。このため、店舗側の負担が少ない。利用者にとっても基本的には自分のスマホにアプリを入れるだけで使える。