
インテグリカルチャーの羽生雄毅氏(右から2人目)【拡大】
代表の羽生氏はSF世界に憧れを抱いて英オックスフォード大院で研究し、その後も環境エネルギーなど近未来的な科学技術を追い求めてきた。技術革新は急速に進み、細胞培養コストはここ数年で劇的に下がった。しかし、培養肉が店頭に並ぶ未来を実現するための大きな後押しとなるのは、アンケートに現れるように、培養肉に対して人々が柔軟な態度を示していることではないだろうか。培養肉普及には社会的な受容が不可欠だからだ。価格が下がるにつれ、各国で宗教、倫理、生態系への影響などさまざまな議論が活発に行われるようになるに違いない。チキン・サンドイッチが食べられる日を楽しみに待ちたい。
文:ティム・ロメロ
訳:堀まどか
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【プロフィル】ティム・ロメロ
米国出身。東京に拠点を置き、起業家として活躍。20年以上前に来日し、以来複数の会社を立ち上げ、売却。“Disrupting Japan”(日本をディスラプトする)と題するポッドキャストを主催するほか、起業家のメンター及び投資家としても日本のスタートアップコミュニティーに深く関与する。公式ホームページ=http://www.t3.org、ポッドキャスト=http://www.disruptingjapan.com/