【eco最前線を聞く】三菱地所、照明LED化で電力使用量4割削減 10月から再生エネに切り替え (2/3ページ)


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  • 三菱一号館美術館の展示室。LED照明に切り替えて使用電力を削減した
  • グリーン電力証書。風力や太陽光など複数の再生エネで電力を賄っていることを示している

 --このほかにメリットは

 「光源からの発熱量が少ないため、空調負荷を軽減できたことも電力削減につながった。またランプを触っても熱くないうえ、光源器が軽くなったので作業効率が向上した。ランプ寿命もハロゲン光源器との比較で0.5年から12年に大幅に延びることから、ランプがいつ切れるか心配する必要もなくなり、ランプ交換の手間も減らすことができた」

 --美術館の電力使用量は多いのか

 「展示している美術品が傷まないように、美術館は人より美術品に優しい温度(21度)・湿度(50%)に設定されている。しかも24時間365日休むことなく空調を使うので、『寒い』『省エネを考えているのか』と書かれた来場者アンケートも目にするほどだ」

 充電は風力で賄う

 --環境負荷低減に向け再生エネを採用している

 「02年4月から15年間、再生エネで発電された電気の環境付加価値を『証書』の形で取引する『グリーン電力証書システム』を通じて、毎年100万キロワット時の風力発電を日本自然エネルギー(東京都品川区)に委託。15年8月から、グループ施設に設置している電気自動車(EV)用・プラグインハイブリッド車(PHV)用充電器が使用する電力を全て風力発電で賄っている」

新本社の電力も再生エネで賄う方向で検討