「いきなり!ステーキ」来年、いきなり店舗倍増計画 社長の強気戦略の成否は? (2/5ページ)

コック姿の一瀬社長の写真が客を招く「いきなり!ステーキ」。“肉食女子”が吸い込まれていく=東京都杉並区
コック姿の一瀬社長の写真が客を招く「いきなり!ステーキ」。“肉食女子”が吸い込まれていく=東京都杉並区【拡大】

  • 「いきなり!ステーキ」のリブロースステーキ300グラム=平成26年12月、大阪市中央区のアメリカ村店(渡辺大輔撮影)
  • 牛肉の塊を客の目の前で切り分け、焼くスタイルの「いきなり!ステーキ」=平成26年12月、大阪市中央区のアメリカ村店(渡辺大輔撮影)
  • 「いきなり!ステーキ」アメリカ村店=平成26年12月、大阪市中央区(渡辺大輔撮影)
  • 「いきなり!ステーキ」の店舗倍増計画を掲げるペッパーフードサービスの一瀬邦夫社長=平成29年3月、東京都墨田区(伴龍二撮影)

 「いきなり!」の最大の特徴は、1グラム=7.3円からという値頃感のある「量り売り」で注文できる仕組みだ。熱々の鉄皿で客自身が好みの焼き加減に仕上げる趣向で、料理の提供スピードは早い。鉄皿は店員に頼めば再加熱が可能。卓上には特製ソースに塩、しょうゆ、わさびなど、さまざまな調味料が用意され、一口ごとに違った肉の味わいを楽しめるのもうれしい。

 こうしたサービスと商品力が人気を集め、「いきなり!」は4周年を前に伸び続けている。29年度の既存店売上高をみると、8月まで毎月、前年同月比20~30%台のプラスという“快走”が続く。

 これらの取り組みが奏功し、女性や家族連れなどの需要もがっちりとつかんだわけだが、実は、つかんだ客を離さない“仕掛け”がある。

 それは、牛肉の仕入れやフランチャイズチェーン(FC)展開などで海外出張の多い一瀬社長が「航空会社のマイレージサービスをヒントにした」という独自のポイントシステム「肉マイレージカード」による常連客の“囲い込み”だ。1号店開業の半年後に導入した。

 食べたステーキの量(グラム)を「肉マイル」に換算し、累計3000グラム(3キロ)に達すればスタンダードからゴールド、2万グラム(20キロ)でプラチナへと昇格。ランクに応じて各種サービスを受けられ、ゴールドになるとソフトドリンク、プラチナは来店ごとに生ビールやワインを1杯無料で飲める。

既にゴールド会員は15万人、プラチナ会員は1万人超