「いきなり!ステーキ」来年、いきなり店舗倍増計画 社長の強気戦略の成否は? (3/5ページ)

コック姿の一瀬社長の写真が客を招く「いきなり!ステーキ」。“肉食女子”が吸い込まれていく=東京都杉並区
コック姿の一瀬社長の写真が客を招く「いきなり!ステーキ」。“肉食女子”が吸い込まれていく=東京都杉並区【拡大】

  • 「いきなり!ステーキ」のリブロースステーキ300グラム=平成26年12月、大阪市中央区のアメリカ村店(渡辺大輔撮影)
  • 牛肉の塊を客の目の前で切り分け、焼くスタイルの「いきなり!ステーキ」=平成26年12月、大阪市中央区のアメリカ村店(渡辺大輔撮影)
  • 「いきなり!ステーキ」アメリカ村店=平成26年12月、大阪市中央区(渡辺大輔撮影)
  • 「いきなり!ステーキ」の店舗倍増計画を掲げるペッパーフードサービスの一瀬邦夫社長=平成29年3月、東京都墨田区(伴龍二撮影)

 さらに27年にはカードと連動したスマートフォン用アプリも導入し、会員同士で肉マイルを競い合うというゲーム性も取り入れた。既にゴールド会員は15万人、プラチナ会員は1万人を超えた。100キロ以上食べた「ダイヤモンド会員」も170人を超え、一瀬社長もその一人だ。

 肉マイレージによる囲い込み戦略に加え、「2月の米ニューヨーク出店が大きく報じられ、チェーン自体の認知度が高まった効果も大きい」と一瀬社長は打ち明ける。

 PFSの29年上期(1~6月)の業績は、売上高154億円と前年同期比47%増、本業のもうけを示す営業利益は12億円で2.7倍の大幅な増収増益だった。18年に東証マザーズに上場したPFSは今年5月に東証2部へ市場を変更。8月には東証1部への昇格も果たした。国内と海外合わせ約430店を展開する「ペッパーランチ」も引き続き好調だが、成長を牽引(けんいん)しているのは「いきなり!」だ。

 店舗展開は今のところ直営店が約60%、社員が独立・運営受託した店が約15%を占めている。しかし、別の外食FCに加盟し、地域で多店舗を展開するメガフランチャイジー企業から「『いきなり!』に乗り替えたい」という問い合わせが殺到しているという。

「5年前は、コラボを申し込んでもつれないあしらいだった」