コンビニ流で駐車場を革新 プラットフォーマー「akippa」が手掛ける異業種の橋渡し (3/6ページ)

 金谷社長のこの発言が、akippaの立ち位置を雄弁に物語る。同社が介在することで駐車場と他の事業者がつながり、プラスαの利用価値が生み出されるのだ。そしてここ数ヵ月中にも中古車販売の「ガリバー」、地図検索サイト「Mapion」など各社サービスとの協業開始が報じられているが、当記事では鉄道事業者やシェアサイクルとのコラボにとくに着目し、それが生み出したパーク&ライドの需要創出について紹介したい。

 さて、akippaは16年7月の京浜急行電鉄との協業を皮切りに、同年8月には京阪電鉄鉄道と、同年12月にはJR九州グループと、また17年9月には熊本電気鉄道とそれぞれコラボを開始して、鉄道駅近くの駐車場をakippaを通じて利用可能とすることで、パーク&ライドの促進に努めている。

 その中でも規模の面からも目を引くのがJR九州との協業だ。九州新幹線の久留米・熊本・鹿児島中央など6駅、在来線の大分・佐賀の2駅が対象だが、うちいくつかの駅にはポスターやデジタルサイネージが駅構内に設置され、それによる告知効果で駐車場の稼働率も高くなるという好循環が成立している。

大分駅に設置されているデジタルサイネージ

大分駅に設置されているデジタルサイネージ

 また上記とは別に、東京都八王子市の京王電鉄めじろ台駅近くにakippa駐車場があるのだが、ここも注目に値する。「京王線は運賃が安いため、沿線住民ではない方がここまでクルマで来て新宿方面に出るというユーザーレビューもありました」と金谷社長は言う。akippaでクルマを安く駐められて、電車賃も安いというダブルのメリットがあるわけだ。

シェアサイクルとのコラボも