
大林組の新社長に就任する蓮輪賢治氏=23日午後、東京都港区(飯田英男撮影)【拡大】
--社長就任後はどんなかじ取りをする考えか
「世界経済の変化を見極めながら、海外事業に取り組んでいきたい。まずは発表済みの中期経営計画に従い、着実に将来への布石を打っていきたい」
--(談合疑惑の)再発防止へ向けた体制づくりはどう進めるか
「まずは当局の調査、捜査に全面的に協力して参りたい。事実関係が明らかになった時点で瑕疵(かし)があれば、それに基づいた実効性のある対策を練りたい」
--業界として、新たなルール作りも必要ではないか
「今のところ、マスコミによる報道内容しか承知していない。真相が明らかにならないと。コメントは控えたい」
--現在進めているリニア関連工事や、今後の発注工事への対応は
「受注した工事は、工期を守って完成させたい。今後の発注工事については、応札の是非をそのつど見極めたい」
--逆風の中で船出となる
「おっしゃる通り。将来のことは見通せず、厳しい状況にあることは間違いない。まずは事実関係を明らかにし、適切に対応したい。ステークホルダーの皆様の信頼を早期に取り戻したい」