AIが解析、混雑状況を3段階で表示 NTT東など、成田空港飲食店で実験

成田空港の飲食店などの空席状況を示したデジタルサイネージの設置イメージ(NTT東日本提供)
成田空港の飲食店などの空席状況を示したデジタルサイネージの設置イメージ(NTT東日本提供)【拡大】

 NTT東日本とベンチャー企業のバカン(東京都)は、成田空港内の飲食店などの空席状況をデジタルサイネージ(電子看板)やスマートフォンで確認できるようにする実験を19日から始める。店内に設置したカメラが撮影した画像を人工知能(AI)が解析し、混雑具合を3段階で表示。広大な空港内で旅行客らが滞在場所を効率的に探せるようにするのが狙いだ。国内の空港でこうした実験を行うのは初めてという。

 対象は第2ターミナルの待合場所と吉野家、第3ターミナルのフードコート。AIが画像から空席状況を解析するバカンの技術を用い、それぞれの混雑具合を「空」「残席わずか」「満」に分類する。

 情報はNTT東の光回線などを通じて、空港内計6カ所に設置したデジタルサイネージやインターネット上にリアルタイムで配信する予定だ。実験は19日から3月22日まで24時間体制で行い、効果測定を行った後にサービス化を検討する。

 NTT東などによると、成田空港で早朝に格安航空会社(LCC)に搭乗する旅行客らは、第2ターミナルの待合場所や第3ターミナルのフードコートで搭乗を待つことが多いが、両地点は徒歩で15分ほど離れた場所にある。そのため、滞在場所を探す旅行客が無駄足を踏む可能性もあり、不便だとの指摘が挙がっていたという。