プロ野球中継が頼みの綱
こうした中、スカパーが頼みの綱としているのがプロ野球中継だ。
スカパーは18年シーズン、セントラル、パシフィック両リーグ12球団の公式戦を全試合生放送する予定。オープン戦も100試合以上生中継するほか、各球団のキャンプ中継や情報番組も配信し、野球ファンに充実したコンテンツを届ける方針だ。
一方、DAZNは、終了が決まっているソフトバンクの動画配信サービス「スポナビライブ」などからプロ野球の放映権を獲得し、18年シーズンからセ・パ11球団のオープン戦の一部と公式戦全試合をライブ中継することが決まっているが、読売ジャイアンツの試合には未対応だ。
この点について、スカパーは日本テレビ系列のスポーツ専門チャンネル「日テレジータス」の放映権を持ち、18年も巨人軍の名場面集や練習風景のライブ配信なども放送予定。巨人ファン向けの番組も充実している。
スカパーJSATは「Jリーグなき今、プロ野球がスカパーのスポーツ番組の中核だ。巨人戦にも対応しているため、多くのプロ野球ファンに見ていただきたい」と期待を話す。「前述の報道で、当社のプロ野球中継に不安を覚えたプロ野球ファンには安心してもらいたい」という。