古代エジプトの世界へ
ゲームの中にリアルに再現された古代エジプトを歩いて回る。ユービーアイソフト(東京都渋谷区)が販売しているゲーム「アサシン クリード オリジンズ」の追加コンテンツとして登場した「アサシン クリード 古代エジプト ディスカバリーツアー」は、暗殺者として過去の時代を走り回るアクションゲームを、百科事典や歴史書の中に入り込んで情報を見ながら歩き回る教育コンテンツに変えるものだ。
「歴史に対する熱意で古代エジプトをゲームの中に再現した」と、ユービーアイソフトのスティーヴ・ミラー社長がアピールするほど、「アサシン クリード オリジンズ」の中に作られたプトレマイオス朝末期のエジプトは、建物や自然、人の雰囲気が緻密に再現されている。ゲームであってもフィクションに逃げず、リアルさを探求するのが「アサシン クリード」シリーズの特徴。今回も「建築家や考古学者の監修を受けている」と自信を見せる。
そうした世界をゲームの舞台だけにとどめておくのはもったいない。そんな思いも浮かんでいたところに登場したのが「ディスカバリーツアー」だ。ゲームではミッションをクリアするために走り回る古代エジプトを、主人公だけでなくクレオパトラ七世やカエサルといった歴史的なキャラクターを操作して探索できる。
その場所も、アレクサンドリア大図書館や大ピラミッド地下室といった歴史的なスポットから、古代エジプトの農業、家畜、医学といったテーマについて学べる場所まで75に及ぶ。エジプトと言えば誰もが思い浮かべるミイラの作り方も紹介。見て回ればエジプトの自然から産業、人々の暮らしに至るまで詳しくなれる。