プロ野球日本ハムの本拠地移転、JR北海道はチャンスを生かせるか (2/5ページ)

 JR北海道社長会見の報道を俯瞰する

 それにしても、北広島市はよく頑張った。鉄道の話ではないので詳しく触れないけれど、ざっと球団移転関連のニュースを追ってみて、久々にスカッとする話題だった。

 一方で新駅誘致絡みの報道を拾ってみた。こちらはモヤモヤする。

 読売新聞 3月28日版「日ハム移転「新駅設置」議論にクギ…JR北社長」

 観客の輸送手段の確保に向け「全面的に協力していく」と述べた。

 球団や市が求めている新駅の設置については「新駅をつくれば問題が解決するわけではない」と明言を避けた。

 「協力したいとは思うが、列車に乗れる人数には限りがある。私どもだけでなく、バスやマイカーによる輸送をどうするかも並行して考える必要がある」

 北海道新聞 3月28日版「ボールパーク候補地決定 JR社長「新駅、必要なら議論」」

 「基幹的な交通事業者として全面的に協力したい」と表明

 「新駅を造れば交通アクセスの問題が解決するということではない」

 「必要であれば新駅の議論という順番になる」

 「これ(2020年度までに快速エアポートの3割増発)とは別に協力する」

 「年間試合数50~60に、どれだけのコストをかけられるか」

 朝日新聞 3月28日版「新球場、広さが決め手」

 「全面的にご協力を申し上げたい。関係の皆様と協議していく」

 「新駅をつくれば交通アクセスが解決するというわけではない」

 「千歳線は新球場だけではなく、新千歳空港の輸送も担う。新駅の議論の前に、輸送力増強をどう実現していくか、見据えないといけない」

 「全面的に協力していく」と語っているので、読売新聞の「クギを刺す」という見出しはどうかと思う。いかにもJR北海道が水を差している印象だ。しかし、後段で「協力したいとは思うが……」とトーンダウンしていることも事実。「全面的に」の中に「新駅」は入らないという印象を受ける。シャトルバスのために北広島駅前を整備するとか、野球開催日の増発、車両の増結くらいはしますよ、程度の認識かもしれない。

うがった見方をすれば…