「人生ゲーム」50周年、12年ぶりの「ゾイド」…競争激しい玩具市場、タカラトミーが狙うもの (3/4ページ)

 キャラクター商品の場合、元となっているテレビ番組やマンガなどが展開されている間、視聴者や読者となっている特定の層に向けて集中的、短期的にアピールすることが多い。それで盛り上がる場合もあるがロングセラーにするのは大変。「人生ゲーム」の場合は培われてきたフォーマットの上で、少しずつ中身を変えながら広い層にアピールできていると言えそうだ。

コマがジャンプキャラになった「週刊少年ジャンプ人生ゲーム」

コマがジャンプキャラになった「週刊少年ジャンプ人生ゲーム」

 新しいファン層の開拓にも余念がない。「人生ゲーム」が発売された1968年の創刊で、共に50周年を迎える人気少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」とコラボレーションした「週刊少年ジャンプ人生ゲーム」(税抜き4500円)を7月に発売する。「ドラゴンボール」「ワンピース」「こちら葛飾区亀有公園前派出所」「BLEACH」といった歴代のヒット作から、「約束のネバーランド」「ブラック・クローバー」「僕のヒーローアカデミア」といった新しい作品まで、約50作品が登場。マスにはこれらのマンガの名シーンが使われていて、マンガ好きなら読んでいるだけでも楽しめそうだ。

 新プロジェクトで「ゾイド」復活

 復活にも取り組む。30年以上に及ぶ歴史を持つ玩具を、今年6月にマーケットに新たな形で投入する。タカラトミーは2月27日に「新プロジェクト“最獣要計画”Z」と銘打った新企画の全容を発表。中身は1983年に登場した、恐竜や動物をモチーフにしたメカ生命体「ゾイド」の復活だった。1991年でいったん休止したあと、1999年から2006年まで2度目の展開を行い、その後また休止していたものを12年ぶりにリニューアル。過去2回の製品化で累計4400万個以上の出荷と、830億円以上の売り上げを達成した「ゾイド」だけに新展開にも期待がかかる。

タカラトミーの強み