【次官セクハラ問題、テレ朝会見詳報(3完)】報道できない理由を問われた報道局長の返答は (3/4ページ)

定例会見を行ったテレビ朝日の角南源五社長ら=24日、テレビ朝日(内藤令撮影)
定例会見を行ったテレビ朝日の角南源五社長ら=24日、テレビ朝日(内藤令撮影)【拡大】

 --女性社員はなぜ週刊新潮に持ち込んだのか。理由は聞いていないか

 篠塚局長「本人には週刊新潮が福田氏の周辺を取材しているという情報があった。そのため、色々な事情を含めて報じてくれるのではないかという期待があったと聞いている」

 角南社長「また、本人は通報窓口には考えが及ばなかった、とのこと」

 --取材で得た情報を外部提供したことについて、女性社員や上司に対しての処分は考えているか

 角南社長「現在調査を続けている」

 「(セクハラ問題報道をできたか)わからない」

 《女性社員の行動についてテレビ朝日側の考え方と、セクハラ問題を報道できる状況だったのかについて話が及んだ》

 --許可を得ずに録音したことについては「身を守るためこと」、第三者に情報を渡したことは「セクハラ被害を訴えるのは公益目的」とのこと、その上で「遺憾」だというのは何が遺憾なのか

 篠塚局長「渡したもののなかで、(森友学園の関連など)取材内容に伴うものもあった。これに関しては第三者に情報提供したことは遺憾であるということ」

被害の情報提供「公益にかなうと考えている」