【次官セクハラ問題、テレ朝会見詳報(3完)】報道できない理由を問われた報道局長の返答は (4/4ページ)

定例会見を行ったテレビ朝日の角南源五社長ら=24日、テレビ朝日(内藤令撮影)
定例会見を行ったテレビ朝日の角南源五社長ら=24日、テレビ朝日(内藤令撮影)【拡大】

 --セクハラ被害の情報を提供したことについては

 篠塚局長「公益にかなうと考えている」

 --セクハラ被害の報道をすべきだと訴えた女性に対し、上司は「報道すると政治問題になり、本人も左遷される可能性もある」と伝えたと聞いていますが、上司の方は会社側の聞き取りにどのように説明したのか

 篠塚局長「基本的にこの問題は人権問題であると捉えている。このタイミングで(セクハラ問題を)出すことは政治問題になる、何らかの意図があるととられかねないという疑念があったと聞いている」

 --セクハラ問題報道は現状でも政治問題に直結しかねないところがある。当時、情報共有がなされていたとしたら、社長は判断上「報道できたかもしれない」と言うが、実際に今回のセクハラ問題を報道できたと思うか

 角南社長「分かりません」

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