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成田国際空港会社(NAA)は26日、格安航空会社(LCC)専用となっている第3ターミナルの敷地を拡張すると発表した。面積を倍増し、利用可能な年間旅客数は、現状の750万人から1500万人に増える見通し。平成33年度内の完成を目指す。
NAAなどによると、LCCの便数増に伴う混雑の緩和が課題となっていた。隣接する日本航空の貨物施設を移転させて増築する計画で、日航とはおおむね合意した。
NAAの夏目誠社長は記者会見で「LCCが予想以上に旅客の需要を取り込んでおり、成長に寄与したい」と話した。
第3ターミナルは、3階建ての本館と2階建てのサテライトなどからなり、延べ床面積は約6万6千平方メートル。内装を簡素にして建設費を抑え、旅客が支払う施設使用料を安く設定して15年4月に開業した。ジェットスター・ジャパンなどLCC5社が使用している。