増加率トップは、電気・ガス業(前年比2.8%増)。次いで、建設業(同2.7%増)で、2業種は2.0%以上の伸び率だった。電気・ガス業は20社のうち、12社で前年を上回った。東日本大震災で経営環境が悪化したが、ここにきて給与・賞与の改善が進んだ。建設業は146社のうち、109社(構成比74.6%)が前年を上回った。好調な業績が業界全体に波及していることを裏付けた。
減少は、金融・保険業と不動産業の2業種で、いずれも2011年以降で初めての減少となった。金融・保険業は640万4000円(同1.3%減)で、このうち上場銀行70行では、意外にもシェアハウス問題で揺れるスルガ銀行(810万6000円)が唯一の800万円台でトップだった。
◆GCAが貫禄の「4連覇」
個別企業の平均給与は、トップがM&A助言会社のGCAで1559万円。前年(2139万6000円)より580万6000円減少したが、4年連続でトップを守った。
2位は不動産業のヒューリックで1530万6000円。都心の駅近に多くのオフィスビルや賃貸マンションを保有し、高収益を反映して前年(6位、1418万4000円)から4ランクアップ。
3位は朝日放送で1515万8000円。2015年以来、2年ぶりに平均給与が1500万円台に回復し、前年(4位、1498万円)から1ランクアップした。
4位は中小企業のM&A仲介では最大手の日本M&Aセンターで1418万8000円。中小企業のM&Aニーズを背景に好業績を維持し、前年(10位、1237万4000円)から6ランクアップ。