【スポーツbiz】存在感を増す「eスポーツ」 ゲーム大国日本は出遅れ (1/3ページ)

千葉市の幕張メッセで開かれた「eスポーツ」の大会=2月
千葉市の幕張メッセで開かれた「eスポーツ」の大会=2月【拡大】

  • 滋慶学園のオープンキャンパスでeスポーツを体験する高校生ら。専門学校を全国で展開する滋慶学園グループでは専門学科「eスポーツワールド」を設置=昨年12月、大阪市

 スポーツとは何か? そう問われたとき、あなたなら何と答えるだろう。

 多くの人は、「身体を使った活動」と思われるに違いない。手元にある辞書を引いてみても「余暇活動・競技・体力づくりとして行う身体運動。陸上競技・水泳・各種球技・スキー・スケート・登山などの総称」(大辞林第三版)とある。

 では、最近ちょくちょく名前を聞く「eスポーツ」とは何だろう。私たちが通常考える「スポーツ」と同じなのか。

 普通とは異なる概念

 正式には「エレクトロニック・スポーツ」と呼ばれ、簡単に言えば、コンピューターなど電子機器を使って行う競技、スポーツ全般を指す。選手は肉体を使って活動するわけではなく、電子機器の前に座り、仮想空間で競技をする。

 “テレビ”ゲームである。普通に考えるスポーツの概念とは明らかに異なっていよう。

 一方で、スポーツには「気分転換」あるいは「余暇の活用」という意味もある。

 スポーツ関連の本によれば、スポーツ(sports)の語源はラテン語の「deportare」であり、「運び去る」とか「運搬する、輸送する、追放する」などの意味があったとされる。そして、別の場所に移す、運ぶ、転換するという本来的な意味から変化、フランス語でいう「気分を転じる、楽しませる、遊ぶ」という意味の「deporter」「desporter」となり、16世紀、英語の「sporte」「sport」にたどりつく。(以上は、笹川スポーツ財団HP「スポーツ歴史の検証」より)

 ならば、スポーツと名乗っても不思議はない。

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