長々と書いてきたのは、64歳になる私の頭を整理しておきたかったからだ。これまでのスポーツへの意識を外さないと、「eスポーツ」は語れないと考えたからである。
動きだしたIOC
この「eスポーツ」が、8月18日にインドネシアのジャカルタで開幕するアジア競技大会の公開競技となった。日本からも予選を勝ち抜いた選手たちが出場する予定だ。
ただし、選手を派遣する日本オリンピック委員会(JOC)は「正式な日本代表ではない」との姿勢をとる。
今年2月、国内統括団体、日本eスポーツ連合(JeSU)が誕生したが、JOCの加盟団体にはなっていない。JOCが選手派遣に必要な手続きは代行しても、派遣はあくまでもJeSUである。従って、選手たちには日本選手団公式ユニホームや滞在費などの支給はなく、開閉会式にも参加できない。
統括団体が未加盟である以上は致し方ないが、スポーツ界にはまだ、「テレビゲームはスポーツなのか」とのためらいものぞく。しかし、周辺の空気はずいぶん変わってきている。