【京都発 輝く】鶏卵を世界の食卓に ナベル、全自動選別包装に磨き (4/5ページ)

社員と意見交換する南部邦男会長(左)=京都市南区(西川博明撮影)
社員と意見交換する南部邦男会長(左)=京都市南区(西川博明撮影)【拡大】

  • 試運転に成功し、喜ぶ従業員ら(1979年、南部邦男会長撮影)
  • 南部隆彦社長(西川博明撮影)
  • 卵パックが入った段ボールなどを自動で積み上げる多関節ロボット「ケースパレタイザー」(ナベル提供)

 --強力な競合相手がいる

 「オランダのモバが世界シェア5割以上。知名度も高く、歴史も古い。相手のシェアを崩しながら、東南アジアと中国でいかに地盤をつくっていくかになる」

 --シェアを広げる戦略は

 「マレーシア現地法人を通じASEAN(東南アジア諸国連合)で需要に応える体制を取る」

 --海外売上高が増えている

 「海外は近年、年間30%ずつ伸びている。売上高全体に占める比率は20~25%程度。今後5年をめどに国内6割、海外4割のイメージを意識している」

 --2日に本社隣に南工場ができ、生産能力が拡大した

 「単純に生産能力を2倍にしたわけでないが、受注がさらに増えれば受けられる安心感ができた。モノづくりに集中でき、生産改善を試す場所にしたい」

 --経営課題は

 「リスクは卵一本やりの事業である点。米国では豆由来の成分を使った人造卵、ビヨンドエッグが売られ、どこまで消費の主流になるか。鶏卵の方がコスト面で圧倒的に安い」

 --新卒採用でAI(人工知能)の導入も試験的に始めた

 「地方の学生に門戸を広げたい。ただ、人手不足で大手企業が採用を増やしており、内定を出した学生を持っていかれた」

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