バイオ燃料の「地産地消モデル」でCO2削減へ マツダやユーグレナなどが事業参画 (1/3ページ)

ミドリムシが入った緑色の培養液(ユーグレナ提供)
ミドリムシが入った緑色の培養液(ユーグレナ提供)【拡大】

 二酸化炭素(CO2)で育つ小さな藻類の一種「ミドリムシ」由来の油や使用済みの天ぷら油などを原料にしたバイオ燃料で車を走らせる-。マツダはその可能性を広げる産学官連携の事業に参画した。バイオ燃料を製造し乗用車などで利用する実証実験を2020年をめどに開始し、CO2排出量の削減につなげていく。

 事業名は「ひろしま“ユア・グリーン・フューエル”プロジェクト」。マツダや広島県、広島大などで構成する「ひろしま自動車産学官連携推進会議(ひろ自連)」が、バイオベンチャーのユーグレナ(東京都港区)と連携し立ち上げた。

 この中でマツダは車づくりで培った技術や知見を生かし、広島県内にCO2の増減に影響を与えないバイオ燃料の「地産地消モデル」を構築する取り組みに協力していく考えだ。

 廃てんぷら油活用も

 バイオ燃料の原料の一つとして注目するのが、体長0.1ミリ以下の「ミドリムシ」だ。植物と同じようにCO2を吸収し酸素を生み出す「光合成」で育つ藻類で、育て方を工夫することで体内に油を作らせることができる。

 ミドリムシなどの藻類から抽出した油は精製して自動車燃料に仕上げ、ディーゼルエンジンの搭載車で利用することを目指す。マツダは製造したバイオ燃料を既存燃料に混ぜ合わせ、その混入割合を段階的に高めるシナリオを描く。

続きを読む