バイオ燃料の「地産地消モデル」でCO2削減へ マツダやユーグレナなどが事業参画 (3/3ページ)

ミドリムシが入った緑色の培養液(ユーグレナ提供)
ミドリムシが入った緑色の培養液(ユーグレナ提供)【拡大】

 国際エネルギー機関(IEA)は2035時点でもハイブリッド車(HV)を含む内燃機関(エンジン)車が世界販売の約85%を占めると予測。工藤氏は、将来的にも大多数を占めるエンジン車にバイオ燃料を組み合わせ、トータルのCO2排出量を削減する必要性を説く。

 ただ、ガソリンや軽油に取って代わるほどの量を藻類で生成するハードルは高い。藻類の体内に蓄えられた油を増やすことと増殖の速度向上は相反する関係にあり、両立が難しいからだ。このためマツダと広島大は、生産性の高い品種を開発する課題も重視する。「CO2の輸送や藻類から油を取り出す工程も含めてトータルでCO2を削減したい」と工藤氏。マツダ発祥の地「広島」から新たな環境技術を創造する挑戦が始まった。(臼井慎太郎)