ロカロジラボ、糖尿病を機に低糖質レシピ開発 「妊娠糖尿病に苦しむ人の力に」 (2/3ページ)

ロカロジラボの金子洋子社長
ロカロジラボの金子洋子社長【拡大】

 金子さんがロカロジラボを設立したのは、第1子を妊娠中に医師から妊娠糖尿病と告げられたのがきっかけだった。インスリン注射を打っても血糖値が下がらないという状況の中、金子さんは血糖値をできるだけ上げずに栄養を取る方法を自らの体を使って開発、実践した。

 IT企業でサーバーの運用などを担当するエンジニアとして働いていた金子さん。「もともと凝り性で、目標達成までのやり方や工程を自分で考え、突き詰めていくのが好きだった」と言う。

 海外展開も視野に

 夫の反対を押し切り、第2子の妊娠を決めてからは血糖値を基準以内に抑えようと自身で考案した低血糖・低GIの「血糖値の上がらない食事」を取り入れ、適度な運動も行うことで、妊娠中は薬を使うことなく体調を維持し、無事に第2子を出産した。

 そのノウハウを生かし、「妊娠糖尿病の自分でも食べに行ける店をつくりたい」と、低糖質・低GIメニューを提供するカフェのオープンを目指して起業の勉強を開始。2016年に開かれた近畿経済産業局主催の女性起業家応援プロジェクト「LED関西」に出場すると、10人のファイナリストに残った。

 それが契機となり、大阪信用金庫が出資主体の「だいしん創業支援ファンド」を利用し、同年12月にロカロジラボを立ち上げた。会社名の「ロカロジ」は、低糖質(ローカーボ)と低GI(ロージーアイ)にちなんだ。翌年1月には大阪市内にカフェ兼アンテナショップ「ロカロジキッチン」をオープンした。

続きを読む