だから、「スポーツは大学のブランド構築に重要な役割を持つ」と小林所長は指摘する。ブランド構築に10年かかるが、失うのは一瞬。日大はこれから影響に苦しむことになろう。
対極にあるのが青学である。かねて人気の高い大学だが、文系キャンパスを青山に集約する直近の2012年には早大、明大は遠く、日大や立教大の下、5位に甘んじていた。
志望者増加はキャンパス集中もさることながら、やはり「箱根駅伝の4連覇が大きい」と小林所長。2008年実施のアンケートでは、「クラブ・サークルが盛んである」との項目で関東地区8位だったが、今年は関東で早大に次ぐ2位に伸ばした。しかも、08年には名前がなかった東海地区で1位、関西地区4位である。ちなみに、今年全ての地区でベスト10に登場したのは早大、慶応義塾大と青学大の3校だけであった。
「青学の場合は、ただスポーツが強いというだけではない。弱小駅伝チームに原晋監督が就任して強化、4連覇に導いたというストーリー性があることが重要です。原監督がテレビ出演などでそれを強調し、高校生や指導の先生、あるいは保護者に響いた結果でしょう」
台風12号が接近した先週土曜日、小林所長は全国大学体育連合の大学スポーツ局長全国協議会で講演。スポーツと大学ブランド力の関係を強調した。