8月も残り1週間。読書感想文や日記など、親子で夏休みの宿題の追い込みに入っているご家庭も多いのではないでしょうか。今回の「これは優れモノ」は、最新の筆記具について取材した。
鉛筆除く筆記具は増加傾向
「少子化で、筆記具に対するニーズが変化しています」と、三菱鉛筆商品開発部の諏訪俊通さん(36)は説明する。
小学校に入学すると、事柄の順序に従って話をしたり、書いたりする国語の授業が始まり、小学校の学習指導要領は、鉛筆などの筆記具の正しい持ち方にも言及している。
筆記具メーカーは、メインユーザーである児童、生徒を意識した商品開発を行ってきたが、児童、生徒数の減少で、筆記具の代表格だった鉛筆の生産量にも影響が出てきている。
日本鉛筆工業協同組合のデータでは、1960~70年代に年間10~13億本だった鉛筆の生産量は年々減り、2017年には約1億8000本まで減少した。生産量の変化は、特に小学生の数と連動する。
一方、中学生以上が使う筆記具は鉛筆からボールペンやシャープペンシルに置き換わり、鉛筆を除くと、筆記具の生産量はここ10年、増加傾向にあるという。