【高論卓説】新アイフォーンへの関心が薄れる必然 「より高く売る」最強アップル陰りなし (3/3ページ)

8月にプレス向け内覧会がおこなわれた「Apple京都」、日本でも世界初の“和”デザインの直営店を公開するなど幅広く展開している=8月23日、京都市下京区(寺口純平撮影)
8月にプレス向け内覧会がおこなわれた「Apple京都」、日本でも世界初の“和”デザインの直営店を公開するなど幅広く展開している=8月23日、京都市下京区(寺口純平撮影)【拡大】

 スマホが世界における最も重要な消費者向け端末である限り、そしてスマホにおいて盤石の利益シェアを維持できている限りにおいて、アップルは何も慌てる必要はない。それゆえに、アイフォーンの進化とは、「既に他社が採用しているような技術や機能を1~2年後にモノマネして取り入れていくこと」になって久しい。

 ギャロウェイ教授が言うように「テクノロジー企業ではない」のであれば、この進化のありようは、何ら不思議なものではないのである。アップルの発表会があまり話題にならないということは、むしろアップルが順調である証拠なのかもしれない。

【プロフィル】山田俊浩

 やまだ・としひろ 早大政経卒。東洋経済新報社に入り1995年から記者。週刊東洋経済の編集者、IT・ネット関連の記者を経て2013年10月からニュース編集長。14年7月から東洋経済オンライン編集長。著書に『孫正義の将来』(東洋経済新報社)。