東京商工リサーチ特別レポート

突然シャッター閉めた名物書店 なぜ私的整理は頓挫したのか (4/4ページ)

東京商工リサーチ

 書店経営は苦境に陥って久しい。大阪では、「紀伊国屋書店」、「MARUZEN&ジュンク堂書店」、「蔦屋書店」など、梅田を中心に大型店舗が多数出店している。だが、これらは関西以外の資本だ。

 東京商工リサーチ関西支社の調べでは、大阪府に本社を置く主要書店22社のうち、17社が減収、5社が直近決算で赤字であることがわかった。倒産という最悪の事態でなくても、後継者問題も抱えて廃業する店舗は少なくない。

 出版不況でも本を好きな人は多い。だが、多様化する書籍の下では、市場縮小に歯止めをかけるのは困難だ。書店は地域文化の拠点の一つではあるが、それだけで生き残れない。書店もビジネスとして生き残り策を求められる時代に入ったことを自覚すべきだろう。

 《東京商工リサーチ特別レポート》大手信用調査会社の東京商工リサーチが、「いますぐ役立つ最新ビジネス情報」として、注目の業界や企業をテーマに取材し独自の視点に立った分析をまとめた特別レポート。随時掲載します。

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