コンサートで難病患者応援 さかもと未明さんら歌・演奏

 
難病と闘う人を励ますコンサートを開いたさかもと未明さん(中央)=10月21日、横浜市都筑区のセンター南クリニック(冨川拓未撮影)

 漫画家でミュージシャンのさかもと未明さんが中心となり、難病と闘う人を励ますコンサートが10月21日、横浜市都筑区のセンター南クリニックで開かれた。さかもとさんら膠原(こうげん)病に悩まされている歌手3人のほか、一線で活躍するピアニストらが登場し、詰めかけた40人が歌と演奏を堪能した。

 国が難病に指定している膠原病を患っているさかもとさんと、kiyosakuさん、moruhaさんの3人が歌を披露。それぞれがジャズやシャンソン、オリジナルソングを歌うと、聴衆は洗練された歌声にじっと聞き入っていた。

 さかもとさんは「同じ病気に苦しむ者同士で励まし合い、孤独にならずにいられる」と見た目ですぐに分かりにくく、周囲の理解が得られにくい病気である膠原病を患った3人の絆について語った。

 ピアノの弾き語りをしたkiyosakuさんは「数年後にはピアノが弾けなくなるだろう。そのときはだれかに演奏してもらって歌いたい」と音楽への熱い思いを訴えた。

 moruhaさんは「手が思うように動かず、今まで30分でできたことが1時間半かかるようになった。普通のことが当たり前にできることは幸せなことだと思い知らされた」と健康であることのありがたみを強調した。

 同クリニックでは2010年に同様の趣旨でコンサートを初開催したが、さかもとさんの体調が安定しなかったため、その後開かれることはなかった。

 来年以降は毎年チャリティーコンサートとして、東京都内で開くことを予定している。さかもとさんは「北朝鮮拉致問題解決や東日本大震災の被災地復興支援など、広く他団体とも連携していきたい」と話している。