前田健さん急逝、「ロンドンハーツ」企画収録した日だった 不整脈の持病

 
前田健さん=2011年4月(市川雄二撮影)

 テレビ朝日の吉田慎一社長は26日の定例会見で、お笑いタレントの前田健さん(44)が東京都内の路上で倒れ、急逝したことについて、「非常に残念に感じている。番組にたびたび出演していただいた。心よりご冥福をお祈りいたします」と述べた。前田さんは倒れた24日、同局のバラエティー番組「金曜 ロンドンハーツ」の収録に参加したばかりだった。

 同局によると、前田さんは24日の朝から夕方にかけて、栃木県内の競技場で行われた番組の収録に参加。他のタレントと50メートル走や走り高跳び、腕相撲、リレーなどを行った。前田さんが同様の企画収録に参加したのは2度目という。

 前田さんは昼休憩の際、体調不良を訴え、医務室で医師と相談した上で収録に復帰した。前田さんは不整脈の持病を抱えており、本人と事務所の間でその都度、ロケ内容などを考慮して出演を決めていたという。

 平城隆司常務は「収録後、マネジャーが自宅へ送り、(前田さんが路上で倒れたのは)その後、プライベートで外出したときのことだと聞いている」と説明。収録した企画の放送予定については「現段階では未定」としている。