五輪レスリング女子 出場3人そろって「金」の快挙! 4連覇の伊調馨、初の登坂絵莉と土性沙羅
リオデジャネイロ五輪第13日の17日、レスリング女子は初日の出場3人がそろって金メダルという快挙をなしとげた。58キロ級の伊調馨(ALSOK)は残り5秒でワレリア・コブロワゾロボワ(ロシア)を逆転し、女子の個人種目で史上初の4連覇を達成した。48キロ級で世界選手権3連覇の登坂(とうさか)絵莉(東新住建)と69キロ級の土性(どしょう)沙羅(至学館大)も逆転勝ちで金メダルを獲得した。重量級の金メダルは初。
これで日本の金メダルは一気に2ケタの10個となり、2012年ロンドン五輪の7個を超えた。銀は4個、銅は18個で、メダル総数は32個となった。
58キロ級の伊調馨は、決勝でワレリア・コブロワゾロボワを判定で下した。第1ピリオドを1-2とリードされて折り返したが、第2ピリオド終了間際、相手の背後に回り2ポイントを奪取。残り5秒で大逆転した。金メダルを獲得、女子の個人種目で史上初となる五輪4連覇を達成した。
48キロ級で世界選手権3連覇の登坂は、決勝でマリア・スタドニク(アゼルバイジャン)に判定勝ちし、金メダルを獲得した。第1ピリオド、登坂はスタドニクに押し出され1ポイントを奪われた。第2ピリオド終了間際、登坂がタックルを決めて逆転した。
69キロ級の土性沙羅は決勝でロンドン五輪金メダリストのナタリア・ボロベワ(ロシア)を判定で下し、金メダルを獲得した。第1ピリオドは土性が1ポイント先攻されるもののお互いに決め手を欠いた。第2ピリオドも一進一退の攻防が続いたが、最後に土性が2ポイントを奪い逆転した。(五輪速報班)
◇レスリング女子48キロ級、登坂絵莉の一問一答
--金メダル実際に首に掲げてどうですか
「本当最高ですね」
--もらったとき、じーっと見てました
「(女子柔道70キロ級金メダリストの)田知本遥さんに見せてもらっていたので、生のものを。自分もこれが絶対欲しいんだと思ってやってきた、本当にやっと自分の手に入ったんだって」
--(メダルは)重いと聞きました。どうですか
「重いですね。重いですよ。すごい重いです。うれしいです」
--ご両親が試合開始前目に入ったと思いますが、どんな思いで戦いました
「もう、思い切ってやってこいよということだったので、絶対に勝って、喜ばしてあげるという気持ちでした」
--いい親孝行になりました
「人生で今のところ一番の親孝行です」
--トップバッターで今日、決勝の舞台に立ちましたが、そういった重圧は
「そういう重圧はなかったんですけど、やっぱり自分だけメダルを取れないとか、すごい悔しい思いもしてきたので、自分がメダルを取ることでみんなが勢いづけるんじゃないかという気持ちでいました」
--このあと応援ですか
「はい、もうあの、(伊調)馨さんは試合されました?」
--それわからないんですか
「全然分かってなくて、自分のメダルで、馨さんも一緒に金メダル取ろうって言ってくださって。今日は馨さん、(土性)沙羅って続きますけど、絶対金メダル取ってくれると思います」(五輪速報班)
◇レスリング女子69キロ級、土性沙羅の一問一答
--初めての五輪で金メダルです
「ほんとにうれしいというのが率直な気持ちで、ほんとにたくさんの方に応援されて支えられてきたので、そのおかげでとれた金メダルです」
--涙も出ていましたか
「うれしくて…。すこし(涙が)出ました」
--監督の栄(和人)さんを肩車していましたね
「金メダルを取ったら、絶対に監督を肩車しようって決めていたので。すごいうれしいです」
--重かった?
「いやあ、いつももっと重い選手を肩車しているので、全然重くなかったです」
--残り30秒、よく勝ちきった。どう考えていた?
「そうですね。ほんとに前に試合をやっていた(伊調)馨さんや(登坂)絵莉さんも最後まであきらめずに(試合を)するのを見ていたので、絶対にあきらめずにやろうって決めていたので、よかったです」(五輪速報班)
関連記事