ネットバンキングを狙った不正送金の手口【拡大】
「ウイルスによる被害は国内では4月に初めて確認された」と警察庁の幹部は手口の新しさを指摘する。
犯行グループの中には、無関係の第3者のパソコンにウイルスを仕込んで侵入して“踏み台”とし、すでに盗み取った個人情報を元に、ネットバンキングに接続して不正送金を実行していたケースもあった。2500以上のウイルスに感染していた踏み台のパソコンもあったという。
犯行グループの手口はさらに周到だ。踏み台に悪用したパソコンに残した痕跡を消去するなどして、警察の追跡を困難にしているといい、検挙に至ったケースはまだない。
犯行グループが日進月歩で手口を進化させる中、ウイルス対策ソフトの導入などセキュリティーに対する一人一人の意識の向上が必要となっている。