米企業に先を越されたiPS細胞特許 係争を避ける手段は? (3/4ページ)

2012.9.6 06:45

iPS細胞の作製に関する主な研究成果

iPS細胞の作製に関する主な研究成果【拡大】

 神経細胞に障害が起きて筋肉を動かすことが困難となり、やせていく筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者のiPS細胞から治療薬の候補物質を見つけ出すことに成功したのだ。難病のALSは発症メカニズムが未解明で、有効な治療薬もない。それだけにALSの治療薬開発に道筋をつける世界初の発見に医療関係者が驚愕(きょうがく)した。

 米ア社との特許係争を回避し、iPS細胞の実用化にむけ前進するが、京大の事例のように係争で円満に解決できた例は少ない。日米間での特許訴訟の多くは米企業に裁判を起こされ、日本企業は敗れてきた。

 住友電気工業は1980年代半ば、光ファイバーに関する特許をめぐり米コーニングと争って敗訴。33億円の和解金を支払い、米国から一時撤退した。

 当時は日米の貿易摩擦が激しく、米国は知的財産の保護と活用を重視する「プロパテント政策」を掲げていた。住友電工の佐野裕昭知的財産部長(52)は「米国の産業政策の変化を見抜けず、戦略面で不十分だった」と今も悔しがる。

ひとつの有効手段は「圧倒的な技術力を持つことだ」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!