23年には電車内で口を開けて眠っていた乗客の男性を大学生とみられる女性が無断で撮影し、ツイッター上に画像を載せて「歯がありません」と中傷。別の学生が地下鉄の車内で男性の頭部を撮り、「ヅラ(カツラ)」と揶揄(やゆ)する書き込みをしたこともあった。
さらに、甲南大(神戸市)では昨年、ラグビー部の男子学生が寺院でアルバイト中に下半身を露出して接客していた画像がネット上に流出。兵庫県警が学生を軽犯罪法違反(身体露出)容疑で書類送検する事態になった。
「自由」の意味をわかっているのか
大学教授や企業の幹部ら有志で構成され、ネットの適正利用の啓発活動を行っている社団法人「インターネットコンテンツ審査監視機構」(I-ROI)の松原卓理事は、「学生はネットの怖さを分かっておらず、自由の意味を拡大解釈している」と指摘する。
同法人は、青山学院大(東京)や東北福祉大(仙台市)など5大学と連携し、4月から学生のネットマナー向上に取り組む講義を実施している。各大学は著作権や個人情報の適切な保護方法などネット利用に関する講義を年間10~30回行い、学生のネットリテラシーの向上に取り組むという。