日立造船の反応器、シェール革命で一躍脚光 ビジネスチャンス虎視眈々 (3/3ページ)

2013.4.30 09:00

日立造船が製造する圧力容器の1つ、クロムモリブデン鋼製高温高圧リアクター。天然ガスを液化材料にするGtL反応器に技術が応用される(同社提供)

日立造船が製造する圧力容器の1つ、クロムモリブデン鋼製高温高圧リアクター。天然ガスを液化材料にするGtL反応器に技術が応用される(同社提供)【拡大】

 GtL反応器についてはメジャーが先に反応器のメーカーを指名し、プラント会社にそのメーカーを使うよう発注するケースも少なくない。つまり、世界中で数社しかない反応器メーカーはそれほど重宝されているのだ。

 既存の技術が収益の柱に一転

 GtL反応器は受注規模の大きさとともに、日立造船にとってはもうひとつ魅力がある。ほかの主力製品の既存技術を応用できることだ。

 もともと同社は石油プラント、化学工場などで使われる「脱硫リアクター」「アンモニアコンバーター」など、有機物を高圧で反応させるための「圧力容器」の開発・製造に強みをもつ。しかし、圧力容器の需要は世界的にも減少傾向にある。それだけにシェールガス革命は、同社にとって“枯れた技術”が一躍、新たな収益の柱となるかもしれない一石二鳥の商機というわけだ。

 日立造船は、4月1日付で谷所敬社長が就任し新体制が発足した。平成28年度を最終年度とする「長期ビジョン」では、連結売上高を現行の3千億円規模から5千億円に引き上げる目標を掲げている。シェールガス関連ビジネスは、5千億円達成の“切り札”となるかもしれない。(南昇平)

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