研究進むオートファジー 神経疾患、がん治療に期待 (2/4ページ)

2013.11.23 13:03

 この現象自体は古くから知られており、ベルギーの生物学者が1963年、ギリシャ語の「自分」(オート)と「食べる」(ファジー)を組み合わせて命名。だが、詳細なメカニズムは長い間、謎のままだった。

 解き明かしたのは2人の日本人だ。最初に道を開いたのは東京工業大の大隅良典特任教授(68)。東大助教授だった88年、酵母のオートファジーを光学顕微鏡で観察することに初めて成功した。

 酵母は通常、液胞内にある酵素でオートファゴソームを分解する。大隅氏は、この分解酵素を作る機能を突然変異で失った酵母を飢餓状態に置いて観察。液胞内で分解されず、顆粒(かりゅう)状にたまっていくオートファゴソームの姿をとらえた。

 翌年には電子顕微鏡を使い、酵母の細胞内に出現した膜構造がタンパク質を包み、液胞に運ばれる様子も確認。さらに93年、オートファジー機能に関わる14個の「ATG遺伝子」を発見して研究の基礎を築いた。

オートファジーは「第3の機能」として注目

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!