冷凍食品の農薬問題 アクリフーズ、「時間かかる」と検出精度下げて検査 (1/2ページ)

2014.1.10 07:46

 食品大手マルハニチロホールディングスの子会社「アクリフーズ」群馬工場(群馬県大泉町)で製造した冷凍食品から農薬「マラチオン」が検出された問題で、異臭がするとして昨年末までに同社に返却された20商品を検査する際、19商品の残留農薬について、国が定める残留基準値(0.01ppm)の100倍に当たる1ppm以上しか検出できない方法で検査していたことが9日、同社への取材で分かった。同社は、基準値まで検出できる方法だと時間がかかったため、検出精度を下げたとしている。

 同社は20商品のうち、検査でコロッケやピザ、フライなど9商品から基準値を超えるマラチオンを検出したと公表していたが、通常より甘い基準で検査していたことは明らかにしていなかった。

 これまで未検出や調査中となっていた残りの11商品についても基準値を超える微量なマラチオンが付着していた可能性があり、同社は今年に入り、基準値まで検出できる方法で再検査しているが、結果はまだ出ていない。担当者は「(問題公表時に)きちんと説明すべきだった」としている。

「(検出の下限が)1ppmなら可能」と言われ…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。