街頭犯罪撲滅のため製作されたマグネットシール。パトカーに貼ってPRしている=西堺署【拡大】
昨年1年間の府内の街頭犯罪認知件数が前年より5700件増えて7万269件となり、4年ぶりに全国ワースト1になったことが9日、府警のまとめで分かった。このうち、ひったくりの認知件数は1466件で、2位の神奈川県(980件)に486件の差をつけ、3年連続ワースト1となった。
街頭犯罪全体は、平成13年をピークに年々減少していたが、自転車盗が前年より9千件以上増えたことから、12年ぶりに増加に転じた。
だが、黒山署が過去に自転車盗件数を過少計上し、昨年から正しく申告していた問題が発覚。他の署でも昨年からこうした修正を図った可能性があり、府警は「自転車盗が本当に増えたのか、各署が昨年から正しい件数を計上したから増えたのか、調査中でわからない」としている。
府警によると、街頭犯罪(7手口)のうちワースト1は、ひったくりをはじめ、路上強盗▽オートバイ盗▽車上狙い▽部品狙い-の5手口だった。
一方、府警では昨年、堺署が20~24年の全刑法犯の認知件数を過少計上していたことが判明した。統計資料上はこの間の数字を加えるため、資料上の街頭犯罪の認知件数は7万3789件となるという。
街頭犯罪以外では、府警が重点課題に挙げる強制わいせつの認知件数も1350件で、4年連続全国最多となった。