航空会社スカイマーク(東京)が新機種就航に伴って導入する女性客室乗務員(CA)の膝上約15センチのミニスカートの制服が波紋を広げている。監督官庁の国土交通省は保安業務の遂行面から関心を寄せ、厚生労働省もセクハラ誘発の可能性に注目する。「行き過ぎた“おもてなし”」(他社幹部)などの批判が相次ぐ中、5月末の就航に合わせた「ミニスカCA」は“離陸”できるのか。
スカイマーク「希望するCAを選んでいる」
スカイマークは日本の航空会社として初めてエアバスの中型機A330の導入を決め、羽田空港で今月7日、グリーンに統一した座席や、ミニスカートでサービスするCAの制服を報道各社にお披露目した。
25日に就航予定だったが準備の遅れで2度延期し、まずは5月31日に羽田-福岡に就航させ、9月から羽田-那覇、来年1月から羽田-札幌に投入する。
同社の西久保慎一社長は批判が出ている制服のデザインについて、「若々しさや元気さを出したかった。無理に着せることはなく、希望するCAを選んでいる」と話し、問題ないとの認識を示した。