STAP問題 委員長辞任「ショック」 理研「小保方方式」断罪のはずが… (3/4ページ)

2014.4.26 11:28

小保方晴子氏の研究論文の疑義に関する調査報告を行う石井俊輔氏=1日、東京都墨田区(大里直也撮影)

小保方晴子氏の研究論文の疑義に関する調査報告を行う石井俊輔氏=1日、東京都墨田区(大里直也撮影)【拡大】

  • 理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー

 調査委は小保方氏が求める再調査の可否を近く決める予定だったが、トップの辞任で当面は困難になり、態勢の立て直しを迫られることになった。

 石井氏の後任は弁護士の渡部惇氏(66)。委員長は理研関係者から選ぶ慣例を破る人事だ。理研の信用が大きく失われた中で、中立的な人選で難局を切り抜けたい思惑もにじむ。

 2800人中3人の上席研究員が…

 石井氏は分子遺伝学が専門で、権威ある科学誌に多くの論文が掲載された実績を持つ。上席研究員の肩書を持つ人は約2800人の理研の研究者のうち、わずか3人だけ。顕著な業績を挙げた人に限られるトップクラスの称号だ。

 また、石井氏は16年に理研で論文不正が発覚した際も、調査委員を務めた不正問題の第一人者。それだけに衝撃は大きい。関係者は「非常に驚き、ショックを受けた」と話す。

理研全体の研究倫理や組織のガバナンスが問われるのは必至

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