女性4人が死傷するひき逃げ事件があった市道(中央)。奥は海水浴場「おたるドリームビーチ」=14日午前、北海道小樽市【拡大】
海の家の経営者らでつくる、おたるドリームビーチ協同組合の田頭晃副理事長(59)は「決して野放図にしていたわけでも、飲酒運転を黙認していたわけでもない。海の家の者は『寝てしまい、(運転を)知らなかった』と言っている」と話す。
事件を受け、北海道警は道内全域で、ビーチ出入り口付近での検問を強化。事件後、海水浴客が半減したおたるドリームビーチでは献花台を設置して被害者の冥福を祈るとともに、23日には同組合事務所に約30人が集まり、「飲酒運転撲滅宣言」を行った。
同組合が考えた撲滅のための対策は、酒類提供の際に「車で来ていますか」と声を掛ける▽ノンアルコール飲料のPR▽代行運転のポスター▽駐車場に「飲酒運転禁止」ののぼり90本の設置▽来年度からJRの駅との間の無料送迎バスを増便する-など。田頭副理事長は「飲酒運転をなくすため、できる限りのことはしたい。しかし、無料バスの運行も、のぼりの設置も費用がかかる。声掛けをしても百パーセントフォローできず、外から持ち込んだ酒で飲み続ける人もいる。最終的には本人のモラルの問題」と、対策の難しさをにじませる。