炎上“寸止め”確信犯?… 広がる企業の「ゆる系」ツイッター (1/4ページ)

2014.9.16 06:02

顔文字や、文字を組み合わせて絵を作る「アスキーアート」を使った、企業の公式アカウントのつぶやき。ゆるやかな文体が消費者の人気を博している

顔文字や、文字を組み合わせて絵を作る「アスキーアート」を使った、企業の公式アカウントのつぶやき。ゆるやかな文体が消費者の人気を博している【拡大】

 インターネットの投稿サイト「ツイッター」で、文字を組み合わせて絵を作るアスキーアートや顔文字を使った企業の“ゆる系”のつぶやきがPR手法として広がっている。移り変わりの激しいネット上の流行語を敏感にとらえて、一ひねりした発言が特徴で、ネット利用者への宣伝効果は上々だ。ただ、些細(ささい)な一言が思わぬ反感を招くケースもあり、担当者の裁量任せで、会社の決済を経ない「世界への発信」のあり方に試行錯誤が続いている。

 「はてなさんに出していただいたお茶です。一部の方には大事なことなので、もう一度言いますね」

 6月、シャープの公式アカウントの担当者が、インターネット関連会社「はてな」(京都市)を訪問した際に投稿したつぶやきが物議を醸した。

 お茶の写真を添えたつぶやきで、過去に「もしドラ」こと「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの〈マネジメント〉を読んだら」のベストセラーで知られる岩崎夏海さんが「はてな社」を訪ねたときにお茶が出なかったとして批判的な投稿をしたことを揶揄したともとれる内容。岩崎さんがシャープに抗議したことで大きな反響を呼んだ。

堅苦しいものが良いわけではないが…

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