炎上“寸止め”確信犯?… 広がる企業の「ゆる系」ツイッター (3/4ページ)

2014.9.16 06:02

顔文字や、文字を組み合わせて絵を作る「アスキーアート」を使った、企業の公式アカウントのつぶやき。ゆるやかな文体が消費者の人気を博している

顔文字や、文字を組み合わせて絵を作る「アスキーアート」を使った、企業の公式アカウントのつぶやき。ゆるやかな文体が消費者の人気を博している【拡大】

 ツイッターのタイアップが功を奏したのか、地道な活動による知名度の向上もあって、お茶プレッソは9月末までに、当初予想の4倍となる11万台を販売する見通しだ。ただ、社内で今回のPR手法への受け止め方に温度差があり、模索が続いている。

 会社の決済を受けることなく、つぶやくスピード感がツイッターによるPRの魅力だ。グリコは昨年11月11日、同日を「ポッキー&プリッツの日」として「ポッキー」を含むつぶやきの数で世界記録を挑戦。担当者は各方面に働きかけ、総ツイート数は371万44ツイートを記録した。

 フォロワーが65万人を超えるNHKの公式アカウント「NHK-PR」は他局で放送されているテレビ番組もつぶやきのネタに取り入れるなど、柔軟性が高い運用で知られる。一方、昨年2月には「ヘイトスピーチ」と呼ばれる人種差別的な発言をする人を「ネット弁慶」と称し、抗議が相次いだケースもある。

CM同様に、いい印象を持ってもらうことが大切

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