“世界一美味しい市販酒”を決める「SAKE COMPETITION 2014」の表彰式が29日、都内で行われ、ゲストとしてサッカー元日本代表の中田英寿氏(37)が登場した。(文・カメラ 大竹信生)
『純米大吟醸部門』のプレゼンターを務めた中田氏は、「ここ5年くらい全国を回って日本酒の勉強をしていますが、国内でも海外でもだいぶ日本酒の人気が出てきたと感じています」とスピーチ。「ただ、少し分かりづらい、どれを選んだらいいか分からないという人も多いと思う。こういうコンペが、より多くの人に飲んでもらうキッカケになると思います」と日本酒業界の更なる発展に期待を込めた。
各部門の受賞者たちには「勝つことがすべてではないけれど、いいお酒を造って認められることは、自分たちや業界のためになると思います。来年もここに戻って来られるように頑張ってください」とエール。自身の活動については「日本文化を海外に発信することにおいて、日本酒は一番入りやすい。50年後、100年後につなげるためにやっている」と語った。
また同日、中田氏が監修した日本酒情報アプリ『Sakenomy(サケノミー)』のiPhone版の提供が始まった。Android版のリリースは来年1月を予定している。